シリコンラバーヒーターのことなら北名古屋市の愛西電熱へ

シリコンによる電熱

ニッケル線などの抵抗素材を絶縁体のシリコンゴムではさみこみ、薄く圧縮した商品がシリコンラバーヒーターです。
標準の厚さは数ミリ程度と非常に薄く製作することが可能です。
そのため特徴としては、電気を流した時の熱応答性の早さがあげられます。

また柔軟性のあるシリコン素材だからこそ、スペースヒーターなどの金属製の電熱商品とは異なる利点がございます。
それは、丸形や三角形、他にも複雑な立体型にも加工可能ということです。

シリコンラバーヒーターの使用例

シリコンラバーヒーターはなんといっても、温める対象物の安定性を維持したまま設置できることが魅力のひとつです。
対象物にぴったりと貼り付けて使用する簡易性から、複雑な作業工程を経ることなく、多くの数を設置することもできます。

特に力を発揮するのは、オイルやガスなどを貯蔵しているドラム缶などに保温目的で使用することです。
冬場の作業においては、外気温によってドラム缶が冷えてしまい、オイルやガスなどうまく出てこない不具合があります。
そこで、あらかじめシリコンラバーヒーターを巻き付けてドラム缶を温めておけば、業務を開始できる時間が短縮され、
作業効率が格段に向上することが報告されています。

他には身近なところでは、防犯カメラの曇り止め、配管の結露予防や太陽電池パネルの保温などにも活用されています。
またシリコンによる電熱方式は、部分的な熱し方にも優れているので、
複雑な熱分布が必要とされる航空宇宙や医療機器などの最先端分野にも活躍しています。

シリコンラバーヒーターの注意点

通常は20℃から最大250℃で使用されます。それ以上の高温で使用なされる場合には別のヒーターが向いています。

水中で使用しない。引火性の物質の近くでは使用することができない。
穴あけなどの加工をお客様の手で行うことは危険など、シリコンの性質上注意するべき点が多々あります。
また他の電熱と同じように、断線を避けるために、温度を一定にする温度調節器が必要なので、
その点も踏まえて一度ご相談してもらえればと思います。

当社で注文するメリット

粗悪なシリコンを使用している場合は、ヒーターの寿命が極端に短くなるなどの不具合が生じますが、
当社ではそのようなことを避けるために材質には特に気を付けています。
丸形や三角形といった平面加工、筒状の立体的な加工など、お客様のご要望に応じて、
どのような形の加工でも対応させていただきます。
企業の製品実験や学校の研究素材のために一枚から製作することも可能です。

また対象物がきちんとシリコン素材に適しているのかの判断、
シリコンラバーヒーターを効果的に扱うためのデジタル温度調節器などの周辺機器の提案など、
当社には今まで培ってきた様々な経験と実績がございます。お気軽にご相談ください。

様々な用途に合わせたシリコンラバーヒーター